●REC サンプル を真面目に考察する

MikuHatsune2014-05-12

●REC サンプルという創作マンガが話題になっていた。
清い心を持っていれば話のオチは当然のごとく分かるのだが、この患児がなんの手術を受けるのかを考える。
【画像】この女子小学生漫画でお前らの心がどれだけ汚れてるかわかるぞーwwwwww
 
12歳、女児
全身状態は悪くなさそう。
ベッドサイドには点滴のルートすらない。一切のモニター類はない。日帰り手術の可能性もある。
図はpixiv サンプルより拝借。

全身状態が良好そうなので、よくある白血病は化学療法でやせそうだし、放射線全身照射前としてもここまで状態はよくなさそう。
腫瘍で言ったら頻度としては脳腫瘍が重要である。悪性度の高い髄芽腫は手術できないが、星細胞腫、頭蓋咽頭腫、上衣腫あたりは手術で摘出する。
父親のお財布がすっからかんという描写があるので、まさか移植手術かと思いきや、心疾患・肺疾患なら呼吸状態がまずいはずである。しかし、先天性心疾患としてのASDなら、小学校高学年で見つかって、中学校に進学するタイミングで根治手術をしても矛盾しなさそう。
緊急性がないという点では、先天性胆道拡張症はありかもしれない。将来の発がんリスクがあるので、根治術は必要である。幼児期から学童期の女児に多いらしい。頻度的には4歳くらいが最も多いが、12歳でも矛盾はしない。しかし手術はかなり難しいらしいので、この女の子が不安を訴えるのもおかしくない。
以前に感染を繰り返しているようであれば、膀胱尿管逆流症(VUR)を疑い、根治術をする。水腎症系の病気はありがちか。
腹部膨満感があるのか不明だが、卵巣腫瘍、特に奇形腫はあらゆる年代の女性では考えるべきか。
また、12歳で初潮が来ない、というのはまああり得る話だが、膣形成術なんかはオレら向けの薄い本展開が望める。妊娠関連も考えておかなければならない。
他にも、12歳で中学生になるにもかかわらず、低身長が疑われるならば内分泌系の疾患を考えるけれども、手術でどうこうよりかはホルモン補充だと思うし、脚延長手術によって身長を伸ばせないこともないけど、どうなんだろうか。
 
結論
ようわからん