感染症学

世界一わかりやすいワクチン講義(誇大広告)

炎上案件を見かけた。本当は祭りになっているときに早めに投下して鮮度を大事にしたかったけど、個人的用事で忙しいこととシミュレーションプログラムを作るのに時間がかかったこともあり、この記事の鮮度はもう0よッ… おそらく一般人が全然知らないワクチン…

感染症の発生数をrstanで推定する

バシラスという菌が季節性(夏)に増えるという話を聞いた(Eur J Clin Microbiol Infect Dis. 2014 Aug;33(8):1371-9.) 論文の図からデータが取れるので、月別のバシラス発生数をrstanで推定する。 バシラスという菌はグラム陽性の桿菌で、臨床検体である血液…

グラム染色画像の処理

グラム染色をしている。 グラム染色をしたあとで顕微鏡で観察し、写真をとる。 適当に画像を分割して菌体が観察できている視野を水増ししてdeep learning の学習データ用になんとかする。 こんな感じの画像が撮れる。 これは大腸菌を分離してグラム染色した…

病原体の感染力と死亡率

他の病原体と比較したエボラという図を見た。 x軸には一人の感染者が何人の新たな感染者を生むか、y軸には感染した場合の死亡率がプロットされている。 死亡率0〜10%の病原体は多く、この領域だけ対数軸になっているのだが、ここは変換してゴリ押しした。 感…

薬剤感受性

薬剤感受性試験の結果を入手した。 本当は複数年あったので経時変化とかなんかそういうやつを解析したかったが、データの入力がそもそも1年分ですらぐちゃぐちゃなのに各年度でぐちゃぐちゃで整理するのも面倒だったので1年分だけやった。 ある菌にたいして…

グラフを描く

勉強会のときに、カルバペネムがどの菌に効くかをグラフを描いて説明していたのでやってみる。 Rではigraphパッケージでできる。 簡単に作ろうと思ったら、ノード間のつながりを表す行列をまず作る。 こんな感じ。抗菌薬の考え方、使い方Ver.3作者: 岩田健太…

カルテの書き方とカルバペネム(担当MO)

カルテの書き方としては、プロブレムリストを挙げ、そのプロブレムをきたす原因の鑑別(疑いs/oと除外r/o)、治療計画Tx、検査Dxを列挙する。 各プロブレムは個別に考えるが、後々一元的に説明できるようになったら、深化、診断、統合、移行、訂正、取消、治…

ウイルス学(担当YF)

1 A 25-year-old carpenter notices the appearance of several hyperkeratotic papules (warts) on the palm side of his index finger. They do not change in size and cause him only minimal discomfort. After a year, they spontaneously disappear. …

発赤(担当AY)

主訴:発赤 13歳少年 丘疹と水疱どちらが出るかで鑑別してみる。 丘疹(ぶつぶつない) アレルギー 風疹 麻疹(色素沈着、二峰性発熱、koplik斑) 突発性発疹(解熱後の発疹) ツツガムシ 水疱(ぶつぶつある) 水痘・帯状疱疹 HHV関連は多い アレルギー 薬 …

感染症(担当YF)

グラム染色と形状による分類の確認。 代表的なものを挙げる。 グラム陽性 球菌 ブドウ球菌:黄色ブドウ球菌、表皮ブドウ球菌 レンサ球菌:肺炎球菌、溶血連鎖球菌 桿菌 バシラス属:炭疽菌 クロストリジウム属:破傷風菌、ボツリヌス菌、ウェルシュ菌、C.dif…

女性の腹痛(担当YF)

19F 主訴 腹痛を訴え救急車で搬送された 腹痛はここ(20110706)でいうように、腹部領域別に挙げるのが主流らしいが、上半期の講義内容をふまえ、臓器別に鑑別診断を挙げてみることにしよう。 消化器疾患 ヘルニア イレウス 腹膜炎 虫垂炎 腸重積 急性膵炎 腸…

血液検査でのスクリーニング

社会医学を学んでいる。 並行して血液病学を学んでいる。 テーマとしては医療統計と疫学の講義だった。そのなかで、献血されたものからHIVやHCV検査をするのに、ある一定数の検体を混ぜてプールを作り、その混合血を検査するらしいが、ある厚生労働省研究班…

ある地理上での感染伝播的なものをやろうとか思ってみた。

感染症学を学んでいる。 本日の講義は、感染症の国際情勢と国内対応についての、お話し的な講義だった。 日本国内で、ある感染症が発生したときの患者数を地図上にプロットしたいな、とか思ったので。 Rで地図の項があるけど、Rmapというものはもう使ってい…