第二章 資源としての「無作為」
続き。
今回は、Rに内蔵されている疑似乱数発生器が気になった。
無作為とは、でたらめ(乱雑)である事。何ら法則性(規則性)がない事、人為的、作為的でない事を指す、と書いてある。
が、英文wikiでは、a lack of predictabilityとある。
私がもっているPCでやるようなモンテカルロシミュレーションなら、Rで生成される疑似乱数で問題はない。
野球をやっていたころは、とにかく乱数(rdirichlet)でじゃんけんの手の出し具合を変えていた。乱数でないといけないのか、というNKの指摘も、今回の章を踏まえるとなんとなく…うん…
グーチョキパーの確率が足して1、という、本来は連続なものを、プログラムの速度の都合上、離散的に取ろうと思った結果がrdirichletの使用に至ったわけだが…
Rでどんな疑似乱数発生器が使われているかというと、Mersenne twisterというアルゴリズムが使われているらしい。
「種」の話
シミュレーションをやるときに問題になる、と先生が教えてくださった、疑似乱数生成時の種。
Rではset.seedとRNGをいじくることで、疑似乱数生成の種を調節できるようだ。
でもこれ、きちんともどせないと、同じ乱数を得ることになってしまって(´・ω・`)
今回思ったのが、ゲノム上の遺伝子変異がランダムに起きているかな、ということ。
原子核崩壊はランダムに起きる、ということになっているらしい。
生物の遺伝子変異もそうなのかどうか。
マイコースでお世話になる研究室では、ある遺伝子に注目しているのだが、マウスで遺伝子変異解析がかなり進んでいる一方で、ヒトはほとんど進んでいないらしい。
マウスからヒントを得られないかって、たぶんみんな考えているよね。