救急でのアプローチ

General assessmentをして
normal, sick, emergencyに分類
 
Primary assessment
Airway, Breathing, Circulation, Dysfunction of CNS, Exposureの評価に入る
順番に行い、前の評価が終わらないうちに次に進んではいけない原則
A:声を出せるか、スーハー言っているか
B:SpO2, RR, 胸郭の上下、呼吸音、努力呼吸
C:CRT (capillary filtration time), 撓骨動脈触知、PR, BP
D:対光反射、瞳孔径、GCS/JCS, 血糖値
E:体温、皮膚外観(外傷、皮疹)
 
Secondary assessment
問診と身体診察により、原因疾患を検索
 
Tertiary assessment
様々な検査により、原因疾患を検索
 
23M
主訴:腹痛
A:well
B:SpO2 98% RR > 20
C:HR > 100 bpm BP 120/80 mmHg
D:good
E:BT 38.3
 
O:4時間前にご飯を食べてから。肉じゃが
P:右下らへん
既往歴:特になし
家族歴:特になし
内服薬:なし
喫煙:なし、機会飲酒
アレルギーなし
ゆるい便あり、排尿あり
冷や汗、吐き気あり
 
結膜貧血なし
扁桃腺腫大・発赤なし
リンパ節腫脹なし
肺音清
心雑音なし
叩打痛なし
腹部:触診で心窩部痛、押されたとき痛い
Murphy(-)
 
検査
腹部エコー
腹部CT
 
急性虫垂炎
 
72M
主訴:息切れ、痰
A:good
B:SpO2 90% RR 26 いびき音、呼気延長
酸素をいれましょう
呼吸停止になったようです→血液ガス
挿管してSpO2 97%
C:撓骨動脈触知良好、PR 90 BP 140/78 mmHg 左右差なし
D:good
E:BT 36.7
 
喋れない患者さんから問診をとる
O:10年以上前から
T:だんだんひどくなってきた
肺や喉の病気を指摘されたことがある(COPD
喫煙:多い
内服薬あり
喘息(-)
アレルギー(-)
先行感染あり
 
胸鎖乳突筋の肥厚
肺:いびき音
心:異常なし
 
検査
胸部X線写真
 
COPDの急性増悪
モラクセラ・カタラーリスによる感染が多い。
CO2ナルコーシスを恐れて酸素投与が遅れてはならない。
 
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