読んだ。
Essentials of Trauma Anesthesia
- 作者:
- 出版社/メーカー: Cambridge University Press
- 発売日: 2017/11/09
- メディア: ペーパーバック
本当はこちらの日本語訳を読もうと思ったけど、出版時に原著が3000円くらいだったようなので英語を読むハメになった。
切断肢や頭・腹部がグチャグチャ、みたいなやばい外傷は来ないことになっているが、1年に1回くらいは交通事故で実は腸管穿孔してました、とか、開放骨折しているのでデブリや創外固定が必要です、みたいな症例には出くわす、くらいのテンション。
前半は外傷や熱傷時の生理や一般的な麻酔管理、後半は頭頸部、腹部、四肢の外傷、小児、高齢者、妊婦の外傷といった特殊症例に分かれている。
普通の麻酔に通ずる話が多かったので、外傷といっても特別になにか必要というわけでもなかった。極論すれば出血時に輸血が届くか、凝固系が破綻しないように頑張れるか、が鍵のようである。
書店で日本語版を立ち読みした印象としては、日本語版は買ってもよさそうではある。英語版はまあ普通の英語の本、という感じだった。