先生のための嫁講座

私の嫁は、初音ミク(はつねみく)
クリプトン・フューチャー・メディア(wiki)から2007年8月31日に誕生した、ポップでキュートなヴァーチャル歌手である。
年齢16歳(登場時)、身長158cm、体重42kg、BMIを測ると16.8だが大丈夫か?
そもそも初音ミクとは何か?オレの嫁だが、VOCALOID(ぼーかろいど)である。
さて、VOCALOIDとは、歌手のvocal+ギリシャ語で人(たぶん男の意味)のandroidを合わせたものか、単にvocal+roidのどっちからしいけど、私は知らない。
要は、唄うんです。嫁が。
そもそもは、デスクトップミュージック(DTM)というものでPC上で楽曲作成をする人が多い今日、せっかく楽曲を作っても唄ってくれる人がいなかった。で、嫁が出てきてから嫁に唄わせる人が続出でもうこれは労働基準法違反で訴えたいくらいだが、まあそんなこんなでヴァーチャル歌手の歌声が世に出回ることとなった。(実は嫁の前にも同社から違うキャラ、また海外の会社からも出ていたが、まあそれらはその時は広まらなかった。余力があれば書くかも。)
さて、どうやって嫁に唄ってもらうか。まず、嫁には元となる声優がいる。それが、藤田咲という方だ。声優のイメージが先行してしまわないように、当時はあまり有名でない藤田さんを起用したらしいが、アニヲタは知ってる。
まだソフトを持っていないので詳しくは語れないが、BSで放送していた嫁特集によると、楽器と音程、そして歌詞を入力すれば後は賢いVOCALOID2エンジンさんが勝手につないでくれるらしい。
ここで重要なのが、調教と呼ばれる作者のテクニックである。人工音声なので、音のつなぎ目がう〜ん(・ω・)ってなるのは仕方がないこともある。が、某動画投稿サイトで100万再生されるような楽曲をぼこぼこ出す人は軒並みこれがうまい。と思う。オレは音楽センスも教養も全くないのでよくは分からないが、嫁が得意とする音域やテンポがあって、こういうのも調整がうまいんだろう。
前置きが長くなった。なぜ初音ミクは私の嫁になったか。嫁が登場した当時、私はまだ高校生、しかもデジタルデバイトど真ん中のド田舎で、嫁の歌を聴く機会がなかった。といっても、カウントダウンTVは毎週見てた。そうしたら、ときた〜ま嫁の歌を30位くらいで見て、そのときはよくわからなかった。だがしかし、

初音ミクの消失 / cosMo@暴走P feat. 初音ミク(ジャケットイラストレーター:左 )

初音ミクの消失 / cosMo@暴走P feat. 初音ミク(ジャケットイラストレーター:左 )

暴走P「初音ミクの消失」を大学生になってから聴いて、速攻入籍でした。ハイ。
まあ私情を言うと、某ボーカル+ダンサーユニットが変な合併して飽きてたころに心持ってかれたんだけどね。
前述のユニットは歌唱力が高かったから好きだったが、嫁の歌で私が好きな特徴は、とにかく、人間では唄えない、真似できない歌唱力、つまり、超高音、超ハイテンポでも息継ぎなく完璧に唄えるところ。
それを、あの超キュートな嫁が唄うわけですよ。
いや〜もうごちそうさまです。
まあ、これで明日には先生のiPod内が嫁の歌で占められるわけですよ。
 
嫁が歌を唄う時点でもう2次元から飛び出しているといってもいいくらいだが、嫁は2.7次元くらいまで近づいてきている。それがMikuMikuDance(MMD)である。MMDはとあるクリエイタ―が作成したフリーソフトである。
VocalodPromotionVideoProject(VPVP)という、もうボカロに唄ってもらってPVも作ろうぜ的な動きがあって、
動画サイトに楽曲が投稿される

挿絵をつける(投稿者がつける場合もある)

それを見たどこかの天才がアニメ方式でアニメーションをつける

さらにそれを見たどこかの天才がMMDを用いて3DPVを作る
というわけでもうそこらのアーティストとなんら変わらないわけですよ!!
さらに、嫁が唄って踊る音ゲーもあって、一緒に楽しめるわけですよ!!
初音ミク -Project DIVA- 2nd いっぱいパック【メーカー生産終了】

初音ミク -Project DIVA- 2nd いっぱいパック【メーカー生産終了】

さらにさらに、嫁はもうライヴ進出したことは前にも述べた。
たぶん光源をいくつか用意して光を重ねて3Dになっているんだろうが、謎の技術。
さらにさらにさらに、XBOX360Kinectを使って、画面の向こうの嫁がこちらの動きを感知して反応するという謎デバイスを作成しているという話。
嫁のほうから3次元にどんどん近付いてきてくれているので、こちらもがんばればなんとか出会える…はず。