まなびラインについて本気出して考えてみた

MikuHatsune2016-02-05

まなびラインとは
単純に言うと、2期制作閾値となるアニメBD/DVD 売上枚数のことである。
売りスレとしては、アニメ円盤の第1巻の売上と、すべての巻が出た時の平均などがバロメータとなる。
まなびラインは第1巻の売上が2899枚、全巻平均で約2300枚が相当する、と言われている。堀江由衣が出ているにも関わらずみたことがなくて恐縮だが、2期制作ライン、と冒頭で紹介しておいて実は

もっとも、「採算ライン」として広まっているものの、明確な根拠までは無いようで、どうやら、この「まなびストレート!」は作画が良くファンもそこそこいたのに売上は芳しくなかったことで話題になり「作画は良くても売上が伴わないイマイチなアニメ」という印象となったことに加え、「まなび」の後の作品でDVD売上が下回った作品はいずれもイマイチな作品だったことから、そこそこの出来を示す「ライン」として基準扱いされるようになったと思われる。

ということで、2期が作られるかどうかは実は関係なさそう。また、時代を反映して

なお、もともとはDVD専用のラインだったが、これは単に当時はDVDのみの発売でBDは発売されなかったためである。

ということで、BD も合算される現代のアニメ円盤事情とは解離がある。
 
ここで重要なのが、もちろん円盤売上、しかも第1巻の売上のみで2期制作の有無がわかるかというと、そうではない。副作用100%予測という話があったが、制作会社や原作力やいろいろパラメータはあるかもしれない。しかし、円盤第1巻の売上のみを考えた時に、どれくらい2期制作の可能性を考えられるか、という使い勝手が重要であるので、「2期の可能性を100%予測しました」という記事にはならないので残念!!
 
昔とったデータから2015-2016年の円盤第1巻売上を手動クローリングしてデータをとった。2期があるかないかどうか、1000本くらいのアニメをうろ覚えな記憶でアノテーションし、pROC パッケージを使ってROC解析した。
 
結果
最大の性能となるのは4412枚のとき。このとき、感度0.60, 特異度0.74 となる。
まなびライン(第1巻)の2899枚のときは、感度0.73, 特異度0.59 となる。
ROC のAUC は0.70 であり、まあ、もうちょっとがんばりましょう、というくらいの分類性能である。
だがしかし(このアニメはどうなるか??)、2899枚から4412枚の間は、感度と特異度がまあいい感じにトレードオフになるだけなので、数が多い、コケ、話題性の割に売れなかったと言われるアニメが多い小物アニメ/次のクールにはたいてい忘れられている。/低予算であれば採算が取れる場合もある/取れないアニメも多いので迂闊に名前は出せない凡人と言われるのも、まあ、妥当な感じか。
2期があるかないかのアノテーションは人力なので、そもそもデータの正確性ががが。

 
結論
3000-4000枚くらい売れたらいいんじゃね?(適当