update したらログインできなくなるという謎仕様

windows 10 よりもさらに凶悪な仕様である。
 
そもそものモチベーションは、rstan を使おうと思ったらまったくインストールできない。
以前はcran に登録されていなかったので、devtools からrstan サイトを指定してうんぬんかんぬんだったが、現在ではinstall.package から普通に入りますよと
 
入りますよと
 

 
!?!?
 
入らない。
ggplot2 がいるとかplyr がいるとかRcpp がいるとか、そういうのを逐一最新ではないバージョンを入れたりしていたのだが、やっぱり入らない。
で、原因はR3.0.2 だったからなのだが、R のメジャーアップデートというのが一筋縄では行かない。少なくともR 側からはできない(はず)。
 
R はそもそも

sudo apt-get install r-base

でいれていたが、これだと、ソフトウェアセンターに登録してあるもののうち、現行のubunutu が認識している最新のものしかダウンロード、インストールしてこない(たぶん)。
というわけで新しいR をインストールできるようにする
公開鍵はやらなくてもできた。

sudo gedit /etc/apt/sources.list

Geditが起動したらテキストの最終行に下記の一行を追加する。

deb http://cran.ism.ac.jp/bin/linux/ubuntu trusty/

青文字の部分はUbuntuのバージョン名で、対応は下記のとおり。

12.04:precise
14.04:trusty
15.04:vivid
15.10:wily
16.04:xenial
 
ちなみにこれは、日本のcran ミラーといえばtsukuba だったのに、いつのまにか統数研になっているから、ミラーが変わればまた変わるんだろう(適当)。

sudo apt-get update

これでcran において最新のR がインストールできる。
 
R3.3.0 になれば、rstan がinstall.package からインストールできた。
 
が、ここで単純には終わらず、PC を再起動したら、ubuntu のログイン画面で何故かログインできない。
パスワードを正しくいれても、セッションの開始に失敗しました、と出る。
こちらを参考にしてやってみる。
端末にログイン、というのは、そもそもGUI ログインできていないので、Ctrl * Alt + F1 でCUI ログインする。
ここでは、username を入力して、そのあと、パスワードを入力すればよい。
その後、

sudo apt-get install ubuntu-desktop

とすればよい。再インストールはやらなくてもできた。
しかし、ネットワークが繋がっていない場合は詰むんじゃないかこれ。
 
というわけで、不用意なupdate はやめよう。