臨床研究のデザイン

MikuHatsune2013-07-22

臨床研究のデザインについての研究会に行ってきたのだが、実際に携わっているわけではないので用語からあやしい。
昔こんな感じで整理したのは覚えているが、今回の話はデータ取るよりも、統計解析よりもデザインが大事ですよ、ということでわかりやすい説明だったと思う。
 
交絡の話。
RCTは交絡を調整できる最強の手法。
介入前に完全にランダムに割り付けるなら、交絡因子となるものは2群に均等になるので、結果に対して影響しない。
バイアスは、「交絡」と「交絡以外のバイアス」に分けて考えるほうがいい。
 
観察研究において、要因と結果の観察が同時刻なら横断研究。異なるなら縦断研究。
 
縦断研究において、観察の向きが結果→要因なら症例対照研究。要因→結果ならコホート研究。
後ろ向きコホート研究(Retrospective cohort study)は、後ろ向きという訳が悪くて、カルテなどの既存のデータを漁って、過去のある時点から現在に向かう前向きな時系列を持っているから「過去起点コホート研究」とでも言うべき。

臨床研究の道標(みちしるべ)―7つのステップで学ぶ研究デザイン

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