2011症候学勉強会上半期まとめ

年明けから臨床系の講義が始まり、GW明けから症候学勉強会を10回やりました。
上半期の臨床系講義としては、薬物動態・治療診学社会医学循環器血液内分泌呼吸器消化器泌尿器腎臓・神経・感染症免疫耳鼻咽喉科婦人科・産科・口腔・形成・検査を学びました。
赤字は主に取り扱った領域です。
 
講義では病名ありきで、そこから症状、アプローチ、治療を学びます。それはそれで仕方ないです。
というのは、私たちは医学について知らないことが多すぎるから。
医学、という領域を、とりあえず○○学で区切って、そこを逐一塗りつぶしていく作業は必ず行わなければなりません。
知らない、では患者は死にます。
しかし、実際の現場で、患者は「あ、私虫垂炎なので‥‥」とはきてくれません。
「お腹がなんとなく痛いんですけど‥‥」から始まって、医学を知っている人たちが答えを見つけなければならない。
病名から、これはお腹が痛くなる、というのは、私たちくらいのレベルでもたいていわかる。
問題は、お腹が痛くなる疾患を挙げること。
ということでこの勉強会が発足した(らしい)。
 
症候学勉強会という名前からすると、症状から診断に至る過程を勉強しようぜ!みたいな感じがするが、自分としてはみんなの学習到達度をお互いに確認し合ったり、知っている人が参加者にわかりやすく説明してくれたり、わいわいがやがややったりと、まあ、いわゆる試験やCBTに向けた学生同士の勉強会、という感じで、友達がいないもものとしてはリア充気分だった。
 
この手の学生有志による勉強会の問題として、実際の現場がよくわからない、ということがある、と思う。
最近は教科書やらネットやら情報がたくさんあるが、使わない検査とかあまりにも頻度の低い疾患とか、現場で働いていないと身に付かない感覚というものがあると思う。
さすがに勉強会にまでお呼びする、という訳にはいかないが、こうして書いておけば先生が何かしらレスポンスをくださるというのは非常にありがたいことである。
 
夏期休業中は部活の大会やら海外研修やらでなかなかそろわないので、休みにするとして、後期は‥‥まあ‥‥また話し合って決めるとしよう。
 
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