読んだ。
INTENSIVIST (15巻4号) | 医書.jp免疫学的には重要なのだろうがIL-X とかサイトカインとか羅列されて免疫学を概説されてもぶっちゃけ臨床的にはほとんど役に立たない。分子機構の説明など同じようなことが別項で重複している。
○○病のこういうときには薬剤XXをこう使え、みたいな話がほしいのだが結局大量ステロイドかパルス。抗体製剤の使い方は専門的すぎて集中治療医ではなく膠原病内科医の領域になる。
AIDS、膠原病はほとんど診る機会がないので、遭遇してしまったときに参照できればいいと思う。
免疫チェックポイント阻害薬によるirAE は増えててICUで遭遇する機会は今後どんどん増えるだろうが、ステロイドを入れるか、心筋炎だったらVAECMOすることになる(したことはある)が、「ICIによるirAEは可逆的でありICIでそもそもの悪性腫瘍に対する予後延長が見込めるので諦めてはいけない」って書いてあったけど正気か?と思った。
勉強したければ読んでみてもいいが、必読かというと微妙。