倦怠感・食思不振・confusion(担当AY)

80歳男性
倦怠感、食思不振、confusion
家族に連れられて来院
 
意識清明、従命可
BP160/80mmHg、88bpm 整、16/min
発熱なし
脳神経異常(-)
頸部リンパ節腫脹(-)
黄疸(-)
心:心雑音(-)
胸:ラ音(-)
腹部:膨満、軟。雑音(+)
叩打痛(-)
四肢:冷感(-)、浮腫(-)
 
この3日間くらいずっとだるい。
ご飯もこのときから食べれていない。
水分は摂っていた。
外傷はこの数日
 
既往歴:変形性関節症
家族歴:特記事項なし
内服薬:NSAIDs
社会生活歴:タバコ(-)、酒(-)
 
検査が出てきた
CBC異常(-)
Na 138 K 4.8 Cl 100 HCO3 20 BUN 90 Cre 7.2
 
排尿は?尿量不明
ARFは早期に治療すれば腎機能は正常に回復する。
腎前性(60%)
hypovolemia
再吸収の亢進(FENa < 1.0%)
Naの少ない高張尿(Naは再吸収できる)
 
腎性(40%)
vascular angiopathy DIC TTP/HUS
glomerular SLE GPS IgAnephritis APGN 蛋白尿、血尿、抗体(+)
acute renal necrosis SjS
interstitial NSAIDs α2/m グロブリン
Naの多い等張尿(Naはだばだば)
 
腎後性(<5%)
尿路閉塞 BPH 神経因性膀胱 骨盤内腫瘍
 
追加
失禁(+)
1週間前より感冒様症状

ARF時の透析導入基準
 
尿検査出てきた
Na 20mmol/l FENa 0.01
排尿後、カテーテルを入れると500mlの残尿
 
直腸診
拡張した弾性硬の前立腺を触知
数日の入院でCre1.5まで低下。
 
数日後、救急外来受診
退院後、風邪を引いたらしい。
α刺激薬を飲んだらしい。
 
BPH
機械的閉塞と機能的閉塞
 
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